うわさ的な話で詳細はわからないが
ママに背中のアロママッサージの施術後
赤ちゃんが乳頭混乱を起こし母乳を飲まなくなった
という話を最近聞いたが
そんな事が起こりますか?との質問を受けました。
約15年間、産後のママの乳房ケアとして
背中のアロママッサージを推進してきましたが
・母乳がよく出るようになった
・初期の乳房きん満症状が緩和した
との話はよく聞いていますが、そんなトラブルを聞いた事がなく
早速、ライセンス修了生のグループラインメールで
確認したところ
長年、病院で施術している助産師、看護師さん達から
そんなトラブルは起こった事はない。乳頭混乱は他の要因では、との返事
赤ちゃんは、ママの乳房の乳輪にある皮脂腺、
モントゴメリー腺からのフェロモンの香りで
ママを認識すると言われているので
この乳輪にアロマオイルを塗布しない限り
赤ちゃんに混乱は起こらないと私たちは思っています
それで,乳房が熱を持った時
ラベンダー湿布をしているところがあるので
この湿布が原因では、とメールしたところ
自分の病院でもラベンダー湿布しているが
そんなトラブルは起こった事はない
との助産師さんからの返事
そして、自分達のいままでの経験では
アロマケアで赤ちゃんへのトラブルは起こった事がなく
乳頭混乱は、やはり、他の要因としか考えられない
との結論でした
ただもしアロマケアが原因で
乳頭混乱が起こったということであれば
とうことで考えてみました
1、精油の品質が悪い
香料が入った精油を使用
香料はいつまでも香ります
2、ブレンド濃度が濃い
日本では2%以下の濃度でマッサージを
行うことを推奨しています
私達は授乳前のママに施術する時は
0、5%の濃度またはキャリアオイルだけでの
施術の実施を推奨していますが
治療としてアロマケアを行う欧米では
5%から8%の濃度で実施していると
聞いています
日本のアロマ本でも
たまにこのような濃い濃度での
ブレンドが紹介されています
3、精油ブレンドの勘違い
以前、効果効能だけで精油を選び、ブレンドされている話を聞いたことがあります
レシピどおりにブレンドしたところ
強烈な香りでした
前後関係がよくわからないので
以上のことはあくまでも推測の領域を出ませんが
ただ
精油にも薬効成分がありますので
正しい知識を持って、特に医療分野での実施は
慎重には慎重を重ねて、行っていきたいものです。